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2025年度 校内研究計画
2025年4月
1.学校教育目標
いきいきと活動し、主体性に富んだ心の豊かな子どもを育てる
2.研究主題
「主体的に考える心豊かな子どもを育てる」
~相手や目的にあわせて情報を選択・整理する力を養う~
3.これまでの取り組みの流れ
本校では2018年度より、本校の児童の実態をふまえ、研究主題を「主体的に考える心豊かな子どもを育てる」と設定し、身の回りの課題に対して主体的に取り組み、思いやりのある子どもの育成を目指している。
2020年には、サブテーマを「対話を通して学びが深まる国語科授業を目指して」とし、大阪府SE推進事業であるTM校として授業研究に取り組み、学びのルールを一から見直し、国語科の授業改善に取り組んだ。その中で、対話そのものが根付いてきたという成果が見られた一方、ひとり読みができず自分の考えが持つことができない、話し合いの内容をもう少し深めたい、などの課題が明らかになった。
2021年度からは大阪府SE推進事業である「学校図書館活用を推進するモデル校」として、図書を活用した授業づくりに取り組んだ。思考のずれを生む発問や思考ツールの活用など、対話を活性化させるためのしくみを取り入れる中で、対話そのものが根付いてきたという成果が得られた一方、対話の中身に関しては、まだまだ互いの学習を高め合うものには至っていないという課題が見られた。
2022年度は、子どもたち同士が対話を通して互いの学びを深めあうことができるようなしかけを設定し、「思考ツールの活用」「逆向き設計の授業づくり」を中心に取り組むことで、対話をより活性化させることができた。
2023年度は、学校図書館活用とICT活用のベストミックスを目指し、「相手や目的にあわせて情報を選択・整理する力を養う」を、サブテーマに変えて、情報活用能力の育成に焦点をあてて取り組み、公開授業を行った。
2024年度は、教科書改訂に合わせ、まずは思考ツールを使うことを念頭に、全学年思考ツールを用いた公開授業を行い、学習会も行った。その中で、デジタルと紙面のどちらを使用するのが相応しいのかということや、思考ツールを正しく使えているのかといった、それぞれの課題も見えてきた。
それらを踏まえた上で、今年度も、探求のプロセスの「情報の収集」「整理・分析」の取り組みを継続しつつ、「まとめ・表現」の段階へと進んでいきたい。研究授業を取り組みの中心に据え、教職員間で課題の共有・次年度への継承も引き続き進めていきたい。